代理出産プログラムで重要な役割を担う

代理母とは

出産後、依頼者に引き渡すことを約束して、妊娠・出産を請け負う女性のこと。

体外受精で得た、依頼者(遺伝的な父母)の受精卵を、子宮内に移植し、妊娠を期待するホストマザー(俗称:借り腹)と、依頼者の精子を人工受精によって子宮内に注入し、代理母の卵子との受精、妊娠を期待するサロゲートマザーがあります。

日本では、代理母出産については、日本産科婦人科学会が1983年に出した会告によって、自主規制が行われています。2003年には、厚生労働省の審議会も、妊娠・出産により代理母が負うリスクの存在をおもな理由に認めないという結論を出しました。

それでも、未だ法制化が進まない中、他国に出向いて代理母出産を依頼する、国内の特定の不妊治療施設(独自の理念により実施)を頼る、といった選択肢を選ぶご夫婦もいます。

現在の法律では、分娩を行った女性が子の母親となります。

そのため、代理母出産で生まれた子どもを依頼夫婦が自分たちの籍に入れるためには、仮に本当の遺伝的な父母であるケースであっても、養子縁組または特別養子縁組を行う必要があります。

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