胚の有無に関わる早期流産の染色体分布(女性優位)に関する研究記事について

この研究の目的は、胚子極※の有無による早期流産の染色体分布を比較することで、1995年から2013年の間に早期流産のために掻爬(そうは)手術(子宮頚部の拡張と子宮内容掻爬)を行なった223人の女性を対象に過去に遡り、その原因の発生を調査したものです。

(※参考:http://merckmanual.jp/mmpej/sec18/ch258/ch258a.html

 

胎児極の存在の有無は、腹部または経膣超音波によって診断され、培養後、受胎産物を細胞遺伝学的な検査を両方のグループで行っています。

 

初期流産の233人のうち、143人は胚を有し、80人は胚を有していませんでした。

異常率は、大いに異なり(61.5 % vs. 46.3 %, p < 0.05)、エドワーズ症候群、ダウン症候群、タナー症候群は、流産した胚のみから見つかり、構造的異常、重複異常、モザイク染色体、3倍体、4倍体の割合は、グループ間で有意な差はなかったようです。

女性の流産児の割合は、異常核型や正常核型のグループだけでなく胚子極の有無の別でも高い傾向にありました。

 

その結果として、染色体分布は、胚子極の有無によって流産が異なる傾向を示し、超音波所見を行うことで早期流産の原因を特定するための異なる方向性を提供できる可能性もあり、女性の流産率が高いほど、早期選択が関連するかもしれないという結論づけられていました。

 

Cheng, HH., Ou, CY., Tsai, CC. et al. J Assist Reprod Genet (2014) 31: 1059. doi:10.1007/s10815-014-0261-9

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