精子ドナープログラム登録の流れ
日本における精子ドナー(精子提供者)の状況について
日本国内における精子提供は、2018年まで慶應義塾大学病院で第三者の提供精子を使った不妊治療を行っておりましたが、提供者の減少が要因となり新たな患者様の治療を停止されました。
以降、第三者の提供精子を使って不妊治療を行う事はとても困難な状況にあり、海外の精子バンクから外国人の凍結精子を購入して治療を行っているご夫婦は数多くいらっしゃるものと推測されます。
弊社においては「日本人の精子ドナーが見つからないため、海外から精子を購入して治療を行いたいと考えている。モンドメディカルさんでアレンジ可能でしょうか」というお問合せを度々、頂戴いたします。
その後、カウンセリングを行い、弊社に登録している精子ドナーさんのプロフィールを閲覧していただくと登録者数に驚き、安堵されております。
少しでも多くの男性が精子ドナー登録して頂くことで子供を授かる事を希望するご夫婦の希望の光となり、大きな社会貢献になると考えております。
精子ドナー(精子提供)ボランティアへの登録の流れ
WHO(世界保健機関)が発表した不妊症原因の統計における不妊症の原因は、女性側(41%)、男性側(24%)、男性・女性共(24%)、原因不明(11%)となっており、不妊症のうち半数は男性側が占めているという状況にあります。
弊社にも精子提供に関するご相談は年々増加傾向にあり、提供をご希望されるご夫婦に対して精子提供者(以下、「精子ドナー」)をご案内させて頂いております。
その中で精子ドナー登録を希望されている方、実際に提供を依頼された精子ドナー、依頼者ご夫婦から、精子ドナープログラムの流れについてご質問が増加傾向にあります。
これらのお声をもとに本コラムでは精子ドナーへの登録条件や登録後の流れ等についてご紹介させていただきます。
精子ドナーへの登録について
精子ドナーとは、ご主人が「無精子症」と診断または遺伝的な疾患を抱えており、お子様への遺伝を希望されないご夫婦に精子を提供することです。
依頼者ご夫婦が精子ドナーから精子提供を希望される場合、弊社にて精子ドナーのプロファイルを閲覧していただき、提供者を選定します。(ご夫婦および精子ドナーは双方の個人情報を知り得ません。)
ご夫婦に提供者を選定していただいた後、弊社から連絡を取り、協力の可否を確認した上で、具体的な提供日等を調整します。提供後、精子ドナーへ謝礼金をお支払いいたします。
精子ドナーへの登録条件
精子ドナーになるためには次の条件を満たしている必要がございます。
- 短期間(2〜3日)、海外に滞在することが可能な方。
- 21歳~40歳未満の健康な方。
- 喫煙されない方。
- 感染症(性病を含む)・遺伝疾患を持たない方
- 薬物・アルコール等の依存症でない方
- 精神安定剤の服用をしていない方
※ 海外への渡航費・宿泊費は弊社にて負担いたします。
モンドメディカルの精子ドナー登録の流れ
弊社モンドメディカルにおける精子ドナー登録から提供までの流れは次のとおりです。
- モンドメディカルの精子ドナー登録フォームより必要事項を入力
- 登録内容の確認・登録
- 依頼者夫婦から候補者として選定
- 精子提供のご相談・協力可否を確認
- 依頼者夫妻より正式に依頼
- 医療機関において精子提供
- 謝礼金のお支払い
精子ドナーによる不妊治療について
精子ドナーから精子提供を受けて行う治療の適応者は、主に男性因子による不妊症と考えられます。
モンドメディカルの精子提供プログラムは、男性因子による不妊または独身女性へプログラムをご提供しております。なお、卵子と精子の提供をご希望されるケースについては、弊社の倫理上、ご案内することができない事をご了承ください。
昨今、キャリアを優先して結婚する計画がないものの未婚で子供を授かりたい等、独身女性からの相談をお受けする機会が増えています。
本プログラムの詳細については、カウンセリング時にご説明いたします。
精子提供による成功事例
現在までに多くのご夫婦や独身女性から提供精子の相談を頂き、提供して参りましたが、ほぼ100%のお客様が妊娠・出産されております。
詳細については、お問合せまたはカウンセリングにおいてご案内させて頂きます。
精子ドナーの登録はこちらのページから
精子ドナー登録フォーム