(3)凍結受精卵・卵子・精子の輸送について(費用・流れ・安全性)
凍結受精卵・卵子・精子の輸送サービス
モンドメディカルでは、凍結受精卵・卵子・精子の国内外輸送をサポートしております。
不妊治療クリニックの変更に伴う国内輸送はもちろん、海外での治療や代理出産、着床前検査(PGT-A)などを目的とした国外輸送にも対応しています。凍結検体の輸送は、温度管理や取扱方法、空港・税関での対応など、非常に繊細かつ専門性の高い対応が求められます。
当社では、専用容器「ドライシッパー」を使用し、専門スタッフが集荷から配達まで一貫して対応するハンドキャリー輸送を基本としております。
医療機関との調整、必要書類の確認、輸送スケジュールの調整まで含め、安心してお任せいただける体制を整えています。
輸送サービスの概要
- 対応検体:凍結受精卵、凍結卵子、凍結精子 など
- 対応エリア:国内輸送 / 海外輸送
- 参考費用: 国内輸送:7〜22万円(税別) | 海外輸送:45〜60万円(税別)
- 目安期間:国内輸送:約2週間 | 海外輸送:約1か月半
- 輸送方法:ハンドキャリー輸送(手荷物輸送)
- サポート内容:医療機関との調整 | 必要書類確認 | 輸送日程調整 | 輸送実施
※費用・期間は輸送距離や条件により変動いたします。
このような方にご利用いただいています
- 不妊治療クリニックを変更したい方
- 海外での体外受精や代理出産を検討されている方
- 着床前診断(PGT-A | PGT-M)を海外機関で実施したい方
- 将来の治療に備えて検体の移送・保管を検討されている方
安心・安全を重視したハンドキャリー輸送
モンドメディカルでは、大切な凍結検体の輸送において、安全性を重視したハンドキャリー方式を採用しています。
ハンドキャリー輸送とは、液体窒素を保持した専用容器「ドライシッパー」を使用し、同一の輸送スタッフが集荷から配達まで一貫して手運びで対応する輸送方法です。一般的な貨物輸送と異なり、複数の事業者を介さないため、輸送中のリスクを抑えやすい点が大きな特長です。
また、当社の輸送スタッフは、IATA(International Air Transport Association/国際航空運送協会)に基づく危険物輸送を含む専門講習を修了したスタッフが対応しております。航空輸送において求められる国際基準を理解した上で対応することで、空港・航空会社との調整や各種手続きも含め、安全かつ適切な輸送体制を実現しています。
図 IATA Dangerous Goods Diploma
さらに、輸送にあたっては以下の対応を行っています。
- ドライシッパーによる安定した温度管理
- 空港・航空会社との事前調整
- X線検査回避のための対応
- 必要書類の事前確認・準備
- 医療機関との受け渡し調整
凍結検体という非常に重要な資産を扱うため、単に「運ぶ」のではなく、安全に受け渡しが完了するまでを一貫して管理いたします。
輸送専用容器|ドライシッパーとは
ドライシッパーとは、液体窒素を内部の吸着材に保持させた状態で、超低温環境を維持する専用の輸送容器です。外部に液体窒素が漏れない構造となっており、安全に凍結検体を輸送することが可能です。また、万が一ドライシッパーが傾いた場合でも、液体窒素が外部へ漏れることはありません。
さらに、ドライシッパーは、IATA Dangerous Goods Regulations(国際航空運送協会 危険物規則)特別規定 A152に基づき、危険物には該当しない容器として航空機内への持ち込みが認められています。このため、航空輸送においても適切な手続きを行うことで、安全かつ確実な輸送が可能です。
適切な取り扱いと管理のもと、長距離・長時間の輸送においても凍結状態を維持したまま輸送することができます。
図 ドライシッパー
輸送の流れ
凍結検体の輸送は、医療機関との調整や書類確認など、複数のステップを経て進めていきます。
当社では、初回のご相談から輸送完了まで一貫してサポートいたします。
Step1|お問い合わせ
お問合せフォーム、LINE、電話よりご連絡ください。お問合せ時には、輸送する検体の種類(凍結胚、精子等)、個数、集荷・配達先のクリニックに関する情報をお知らせ下さい。
- 輸送する検体の種類(凍結胚、精子等)
- 検体数
- 集荷先および配達先の医療機関
また、医療機関での保管期限が迫っているなど、至急輸送が必要な場合は、その旨もあわせてお知らせください。
Step2|内容確認・ヒアリング
お問い合わせ内容をもとに、輸送元・輸送先、検体の種類、スケジュール等の詳細を確認いたします。
お客様のご状況に応じて、最適な輸送方法やスケジュールをご提案いたします。
Step3|お見積もり・ご契約
内容確定後、お見積もりをご提示いたします。
ご同意いただいた場合、輸送契約書を作成し、電子契約サービスにて契約手続きを行います。
Step4|お支払い
契約締結後、銀行振込にて輸送費用をお支払いいただきます。
お支払い確認後、正式に輸送手配を進めてまいります。
Step5|医療機関との調整
集荷先・配達先の医療機関に関する情報(患者ID、ご担当者様情報等)をご共有いただきます。
その後、弊社より各医療機関へ連絡し、集荷・配達日程の調整を行います。
Step6|輸送準備
輸送する検体数や内容に応じて、適切なドライシッパー(輸送容器)を準備いたします。
国外輸送の場合は、各国の空港・税関・セキュリティにおいて必要となる書類の確認および準備を行います。
Step7|輸送実施・完了報告
事前に調整した日時に医療機関へ伺い、専門スタッフが検体の集荷・輸送・納品まで対応いたします。
輸送完了後は、配送記録とともにお客様へご報告いたします。
凍結受精卵等の輸送費用
輸送費用について
輸送費用は、輸送距離・渡航先・日程・検体数等により変動いたします。
- 国内輸送:7〜22万円(税別)
- 海外輸送:45〜60万円(税別)
正式なお見積もりは、個別の条件を確認のうえご案内いたします。
輸送に関してよくいただくご質問
国内または国外への輸送を検討されているお客様は次の点について懸念し、質問を頂きます。
Q. 輸送中に検体へ影響はありませんか?
適切に管理されたドライシッパーを使用することで、輸送中の温度(約マイナス195℃)は安定的に維持されます。また、ドライシッパーは外部環境の影響を受けにくい構造となっており、長時間の輸送にも対応可能です。
これまでの輸送実績においても、大きな問題が生じたケースはございませんので、ご安心ください。
Q. 航空機で輸送する場合、X線検査の影響はありますか?
事前に航空会社や空港と調整を行い、必要な資料を準備・提出することで、手荷物検査場におけるX線検査は回避可能です。輸送当日は、現地スタッフが適切に対応し、安全に通過できるよう管理いたします。
Q. どのような書類が必要ですか?
輸送内容や渡航先の国・地域によって異なりますが、一般的には以下のような書類が必要となります。
- 医療機関の同意書
- 検体に関する証明書類
詳細については、事前に当社にて確認のうえ、お客様へご案内いたしますのでご安心ください。
Q. 海外輸送の場合、どれくらい時間がかかりますか?
通常は、ご発注から輸送完了まで約1か月〜1か月半程度を目安としております。
ただし、輸送先の国の規制や輸送許可証の取得状況、医療機関側の受入体制等により、期間が前後する場合がございます。
凍結検体の一時保管サービス
当社では、提携する国内医療機関において、凍結受精卵・卵子・精子などの検体を一時的に保管するサービスをご案内しております。現在保管されている医療機関から保管場所を一時的に移し、次の治療や輸送までの期間にご活用いただくことを目的としたサービスです。
このような場合にご利用いただけます
- 凍結保管期限が迫っており、次の妊娠プランを検討するまでの期間
- 海外での不妊治療・代理出産に向けて、輸送までの一時保管が必要な場合
- 年齢制限等により、現在の医療機関で保管継続が難しい場合
- 凍結保管費用を見直したい場合
保管サービスの費用
本サービスのご利用には、以下の費用が発生いたします。
- 凍結保管費用:50,000円(1年間)
- エージェント費用:50,000円
- 輸送費用:70,000円〜
注意事項
※凍結保管費用は、検体数にかかわらず1年間一律の費用です。
※2年目以降は、保管先医療機関へ年間50,000円の保管費用をお支払いいただきます。
※保管期間は、お客様のご希望を伺ったうえで個別に設定いたします。
※輸送費用は、集荷元医療機関の所在地により変動いたします(上記は東京都の場合の目安)。
※保管施設から別の医療機関へ移送する場合も、当社にて輸送手配が可能です。













