凍結胚移植後の臨床妊娠率について

凍結胚移植後の臨床妊娠率は6日目の胚盤胞よりも5日の方が高い

アメリカ生殖医学会が発行する「生殖補助と遺伝学のジャーナル」の中に”凍結胚移植後の臨床妊娠率は、6日目の胚盤胞よりも5日の方が高い”という記事がありましたのでご紹介させていただきます。

これは20121月から201510月の間に5日目または6日目の胚盤胞を凍結融解移植した既往の統計調査(791サイクル)です。そのうち、5日目の胚盤胞は537サイクル、6日目の胚盤胞は254サイクルとなっています。

患者の年齢、融解プロセスを存続した胚の割合は、5日目も6日目の2つのグループとも同等でした。しかし、質の高い胚盤胞を移植すると5日目のグループの方が高い妊娠率を示したようです。

多変量回帰分析によって患者の年齢、質の高い胚を移植した数、治療手順により調整したところ、6日目のグループ5日目のグループに比べて、有意に妊娠率が低いことが立証されたようです。

出典:Journal of Assisted Reproduction and Genetics / Clinical pregnancy rate following frozen embryo transfer is higher with blastocysts vitrified on day 5 than on day 6

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