【死後生殖 体験談】「どうしても、主人との子どもを抱きたかった」—限られた時間の中で叶えた、最後の約束

「もし私が一人になっても、不妊治療を続けてほしい?」

ご主人の容態が急変する数日前。

そう尋ねた時、ご主人ははっきりと、

「続けてほしい。もし可能なら」

そう答えられたそうです。

この体験談は、精巣がんによってご主人を亡くされた後、ご主人が生前に行っていた凍結保存・必要手続きを経て、カリフォルニア州のクリニックにて死後生殖を実現されたお客様のお話です。

日本では死後生殖に関する制度的なハードルが高く、実施可能な国や医療機関も限られています。

そのような状況の中で、「どうしても主人との子どもを授かりたい」という強い想いを胸に、一歩ずつ前へ進まれたご経験をお話いただきました。

 

サービスを検討された経緯

結婚後約1年半が経ち、そろそろ子供がほしいなと思い始めた頃に主人の精巣がんが発覚しました。

同時に、このままでは子供をつくることができないと医師から宣告されました。

私も主人も子供を希望していたので、妊孕性を担保するために主人の精巣から精子を摘出、凍結してすぐ不妊治療を開始しました。開始後すぐ妊娠しましたが流産してしまい、その後妊娠に至る事なく約1年が経とうとしていた頃、主人の容態が急変、その後程なくして彼は亡くなってしまいました。

私は主人が亡くなる数日前、

「もしわたしが一人になっても、不妊治療を続けてほしい?」

と尋ねました。

すると主人ははっきりと、

「続けてほしい。もし可能なら」

と言いました。

だから、主人の希望を叶えてあげたいと思いました。

また、私自身も、主人との子供がどうしても欲しかったのです。

このような理由で、主人の死後、一人で不妊治療に取り組むことになりました。

 

検討され始めた時期、行動した時期

主人の容態が悪くなってから、主治医の先生より「死後生殖は日本では難しい」ということを知らされました。主人が亡くなる約1ヶ月程前でした。

それまでは全くそのような認識がなかったので、とても焦りました。

そこから急いで可能な国や手段を模索し、情報を集める中でモンドメディカルのサービスを知りました。

 

比較検討の際に困ったこと

死後生殖についてのサービスを取り扱っている企業が他に見つからなかったので、他社との比較は特にしていませんでした。

ただ、「時間が限られている」ということだけは強く感じていました。

ご主人が生前のうちに完了しなければならない手続きや契約も多く、一つひとつを急いで進める必要がありました。

 

モンドメディカルを選んだ理由

モンドメディカル様も本来は死後生殖のサービスを行われていなかったのですが、私がどうしても主人の子供が欲しくて、本当に困っている旨をお伝えすると、代表の小笠原様が特別にお話を聞いてくださり、お力を貸してくださいました。

通常の治療とは異なり、時間的制約も大きい状況の中で、柔軟かつ迅速に対応いただけたことは、本当に大きかったです。

 

サービス利用後(申し込み後)

凍結した精子や受精卵を海外に移送するには、主人が亡くなるまでに完了しておかなければならない手続きや契約が沢山ありました。毎日いつ何があってもおかしくない状況の中で、戦々恐々としていましたが、モンドメディカル様がその点を考慮し、ものすごく迅速に対応してくださったおかげで間に合うことができました。

また、私の場合は死後生殖が可能な海外の病院を探していただいていたのですが、可能な国が少ないことは自分でも調べている段階で分かっていました。

だから、その時は南米でも中東でもヨーロッパでも、可能な病院があるならどこへでも行く覚悟でした。

しかし実際は、アメリカ・カリフォルニア州の、しかも日本人看護師の方がいらっしゃる病院をご紹介いただけたので、渡航も病院とのやりとりもスムーズにでき、大変助かりました。

 

サービス利用後(出産後)

私は、「この人と一緒に生きていきたい」と思って主人と結婚しました。

短期間でしたが、結婚生活は私の人生の中で最も幸せな期間でした。

主人の命がもう長くないこと、不妊治療を続けられないかもしれないことを知ったときは、本当に辛かったです。奈落の底に突き落とされたような、出口のない真っ暗な闇の中に独りぼっちにされたような……そんな気持ちでした。私の残りの人生を主人との思い出だけで生きていくのは辛いので、主人の忘れ形見がどうし

ですので、無事妊娠することができ、出産を終えて、今、我が子を腕に抱けていることは、私にとってこの上なく幸せなことであり、生きていく糧となっています。

子供の笑顔が主人の笑顔によく似ていて、

「この子の中に主人が生き続けてくれているんだなぁ」

と感じています。

あの時、モンドメディカル様に出会えていなかったら、絶対に子供を授かれませんでした。

私の気持ちに寄り添ってくださり、事情を考慮し柔軟にご対応下さったおかげで、今の幸せがあると思っています。

本当に本当に感謝しています。

私の人生を変えてくださり、誠にありがとうございました。

 

限られた時間の中で、ご主人が残してくれたもの

今回の治療が実現できた背景には、ご主人が生前のうちに精子凍結や必要な契約・手続きを進めておられたことが大きく関係しています。死後生殖では、事前準備や法的・医療的な整理が非常に重要になります。

特に、日本国内のみで完結することが難しいケースも多く、国ごとの制度や医療機関の対応可否によって選択肢は大きく変わります。

もし今、

  • 悪性疾患と診断され、妊孕性温存を考えている
  • パートナーとの将来の選択肢を残したい
  • 海外での死後生殖について知りたい
  • 自分たちがどのような方法を選択できるのか知りたい

そんな思いを抱えていらっしゃるのであれば、まずは情報を整理するところから始めてみてもよいかもしれません。死後生殖は、時間との戦いになるケースも少なくありません。

だからこそ、

  • どのタイミングで何が必要なのか
  • どの国・医療機関で対応可能なのか
  • 生前にどのような準備が必要なのか

を早い段階で把握しておくことが重要です。

同じような悩みを抱えている方や、「まずは話を聞いてみたい」と感じている方に向けて、個別にご相談いただける機会もご用意しております。

無理に進める必要はありません。

まずは現状を整理するところから、お気軽にご相談ください。

 

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