3人の親による体外受精で赤ちゃんを出産

3人の親による体外受精で赤ちゃんを出産

 

アメリカ生殖医学会の学術会議がユタ州のソルトレイクシティにて開催されました。

ヨルダン人ご夫妻が3人の親による体外受精で健康な赤ちゃんを出産したという講演がありました。

 

このヨルダン人夫妻には、2005年に女の子が生まれましたが、6歳で死去、2人目の子供は8ヶ月で亡くなってしまいました。その後、奥様の健康診断を行ったところ、特に健康上の問題はありませんでしたが、約4分の1のミトコンドリアは難病のミトコンドリア病(10万人のうち9〜15人)、リー症候群(神経の成長を阻害する病気)の遺伝子を持っている事がわかりました。

 

そのため、アメリカ人の医師チームによって、奥様の卵子から核を抽出し、卵子ドナーの卵子から核を取り除いた後、奥様の核をドナーの卵子へ注入しました。そして旦那様の精子と受精させ、5個の胚盤胞ができましたが、最終的には正常な胚盤胞は1つとなりました。

この胚を奥様へ移植したところ妊娠して37週目(9ヶ月)後に出産しました。
現在、その子は3ヶ月になりすくすくと成長しているとのことです。

 

http://www.asrm.org/…/…/2016-09/DOC092716-09272016133821.pdf

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