アジアの生殖医療について【続編】
ガンボジアでエージェントが逮捕されました
カンボジアの首都プノンペンでオーストラリアの看護師(エージェント)と代理出産の専門医が人身売買という名目で警察に拘留されたようです。
拘留されたエージェントは、商業的な代理出産の禁止宣言がなされた後でもオーストラリアカップルのために手続きを進めており、書類偽造(出生証明書の偽造)や代理出産を斡旋したことによります。
もしカンボジア法に基づき有罪と判決された場合は、2年間の懲役が課せられるようです。
このエージェントは、2014年ダウン症の子の置き去り事件後、タイ軍事政権が代理出産を禁止したことにより、タイからカンボジアへ移り、代理出産プログラムで20人以上のカンボジア女性が妊娠することをアレンジしていました。
ほとんどはオーストラリア人の患者さんだったようですが、他の国籍のカップルもいたようです。
10/24にカンボジア保健省によって商業的な代理出産が禁止され、約50の代理出産エージェンシーへ通達、そのうちの1人のエージェンシーは、「数多くのオーストラリア人は、家族を作る夢と一緒にカボジアにある胚を破棄することを余儀なくされる」と警鐘を鳴らしています。
またオーストラリア観光省は、商業的な代理出産を行うことやその委託金の支払いは、非合法のカンボジアでは、罰金または投獄などが課させられると警告しているようです。
代理出産は多くのご夫妻が必要としている生殖補助医療のひとつですが、アジアでは禁止になる国が増えつつあります。
MONDOMEDICALでは、代理出産が合法的に認められている、カリフォルニアやモスクワでのプログラムをご案内できます。中でもモスクワの治療費はアジア並みに安価ではありますが、医療レベルは高いことから安心して治療を進めることができる国の一つです。
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