受精卵の移送にかかる費用とは？
前回のコラムでは、凍結受精卵の移送をご希望・検討される方へ、移送の方法、移送容器、流れについてご紹介させて頂きました。
今回は凍結受精卵を移送するときの費用についてご紹介させて頂きますが、あくまでも費用の目安として読み進めていただければと考えております。
受精卵の移送に関する費用
国内及び国外の凍結受精卵等の移送に関する費用の目安は下記の通りです。
国内の受精卵移送費用の目安（東京から国内主要エリアへ）
- 関東エリア：4.5万円
- 中部・東北エリア：7万円
- 近畿エリア：10万円
- 北海道・九州（沖縄含む）エリア：15万円
国外の受精卵移送費用の目安（東京から国外主要エリアへ）
- 韓国、台湾、香港：28万円
- カンボジア、マレーシア：30万円
- シンガポール、オセアニア：35万円
- アメリカ、カナダ：45万円
- ロシア、ウクライナ、ジョージア：50万円
受精卵の移送費用に関する補足
- 上記費用は、東京を起点として記載しておりますので、その他の地域から移送する時は個別に御見積もりいたします。
- 上記費用は、専任スタッフの移動費用、移動先での宿泊費用、輸送容器（液体窒素を充填済み）、双方の医療機関への連絡、諸経費が含まれています。
- 大型連休、夏季・冬季休暇期間、祝日などの連休と重なると、移動費用（特に航空機輸送の場合）が高騰します。その期間に輸送をご希望されるお客様はお問合せ下さい。
- 正確な移送費用は、集荷・配達先の医療機関の名称、移送物の数量、日程をお知らせ頂ければ、御見積もり致します。
お客様にご準備いただくもの
受精卵の移送に着手する上で必要な事は、はじめにお客様から持ち出しする医療機関へ移送を希望している事をお話しいただきます。
その後、医療機関において受精卵の持ち出しに関する同意書等へのご署名が発生するケースが多いです。
上記のやり取りを失念してしまうと移送の手続きを進める事ができないため、ご対応をお願い致します。
次に受入側の医療機関にも移送について同様の依頼を行い、当該医療機関で必要な書類手続き等を行ってください。
また、アジアや南米の一部の国では、受精卵の移送を行う上で移送許可書を申請・発行する必要がございます。基本的にはお客様主導で許可書の手続きを行っていただく事なりますが、弊社でも手続き代行（有償）を行う事ができますので、詳細はお問合せ下さい。
受精卵の保管やお預かりに関する費用
弊社では提携クリニックにおいて凍結受精卵、精子、卵子の一時お預かりを承っております。例えば、凍結保管期限の期日が迫っているが、期日までに手続きの目処が立たないため、移送するまで一時的に保管したい、又は、国外で不妊治療を行うにあたり、移送するまで一時保管したいというニーズにも対応する事ができます。
当該保管サービスに費用や流れに関するご質問は、お問い合わせ下さい。
まとめ
今回のコラムでは、凍結受精卵の移送費用に着目して記事を記載いたしました。
その理由として、移送のお問合せで一番多い質問は『費用』、次に『移送方法』です。
今回、お示しした移送費用は東京から国内の主要エリア、国外は移送のご要望が多い国への移送費用です。その他のエリアや国にも移送実績はございますので、移送先等の情報をお知らせ頂ければ個別に御見積もり致します。
凍結受精卵を移送する流れや方法については前回のコラムに詳しく掲載しております。
こちらをご覧頂ければ、移送の全体像を把握する事ができると考えております。
モンドメディカルは、代理出産、卵子提供によって準備した受精卵の国内移植、凍結受精卵の移送も対応している事からトータルでサービスを提供することが可能です。
移送のみのご質問も承っておりますので、お気軽にお問合せください。
凍結受精卵の移送サービスはこちらをご覧ください。
